疫病退散はここ! 京都・八坂神社の疫神社(えきじんじゃ)で御朱印
京都・八坂神社(やさかじんじゃ)内にある「疫神社(えきじんじゃ)」は、疫病除けの神さまとして信仰を集めています。
こんにちは。京都にて、檜(ひのき)の木製御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩(こうぼうさあや)」です。
ご来店いただき、ありがとうございます。
さて本日も、八坂神社でいただいた御朱印のご紹介です。
今回は、四条通りの突き当り「西楼門(にしろうもん)」から入ると、すぐに目にする「疫神社(えきじんじゃ)」です。
ご利益は「疫病退散(えきびょうたいさん)」
社名からして、疫病退散!って感じやもんね。
ご祭神は「蘇民将来(ソミンショウライ)命(のみこと)」
… 誰?
この神さまは「古事記」にも「日本書紀」にも登場しません。
八坂神社のHPによると…
「素戔嗚(スサノオ)尊(のみこと)」が南海を旅された際、2人の兄弟の神さまに宿を請われます。
「巨旦将来(コタンショウライ)」は、裕福でありましたが宿を貸さず、「蘇民将来(ソミンショウライ)」は、貧しいながらも粟で手厚くおもてなしをされました。
感激されたスサノオは、後年疫病が流行しても「茅(ち)の輪」をつけて「蘇民将来の子孫なり」といえば、災厄から免れると約束されました。
(スサノオは八坂神社のHP通りに表記しています)
これは、2020年の夏に撮影した、疫神社前に設置された「茅の輪」です。
本殿近くには「茅の輪くぐり」のできる茅の輪が、毎年6月30日の「大祓(おおはらえ)式」と、7月31日の「疫神社夏越(なごし)祭」に登場するそうです。
(残念ながら、私は見たことがないんです(泣))
その際「蘇民将来の子孫なり」と唱えながら、左・右・左と8の字を描くように茅の輪をくぐるそうです。
また、祇園祭では「蘇民将来子孫也」の護符(ごふ:災厄を伏せぐための印標)を身に着けて神事に奉仕するそうですし、その時期にいただける「粽(ちまき)」にも「蘇民将来子孫也」の護符が付けられています。
(ソミンショウライって、すごい神さまやったんや!)
京都の家や店の軒先には、このちまきがよく吊るされていますよ。
(ちなみに、このちまきは食べられません(笑))
祇園祭は山鉾巡行(やまほこじゅんこう)が有名ですが、本来は厄災の除去を祈るお祭りで、7月1日から始まり、31日の「疫神社夏越祭」で幕を閉じます。
そんな祇園祭でも重要視されている神さまが祀られている「疫神社」に、皆さまもお参りされてはいかがでしょうか。
工房沙彩では「日本神話」をモチーフにした、檜の木製御朱印帳を販売しておりますので、よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。