京都・福知山にもあった! 元伊勢(もといせ)外宮・内宮で御朱印
明智光秀が築いた城下町、京都・福知山(ふくちやま)には、天照(アマテラス)大御神(おおみかみ)が、一時鎮座された「元伊勢(もといせ)」があったと言われています。
こんにちは。京都にて、檜(ひのき)の木製御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩(こうぼうさあや)」です。
ご来店いただき、ありがとうございます。
さて本日は、京都・福知山にある「元伊勢」です。
「元伊勢」とは、「天照(アマテラス)大御神(おおみかみ)」が、安住の地を求めて旅立たれ、現在祀られている「伊勢神宮(いせじんぐう)」にたどり着くまでに鎮座された25ヵ所のことを言います。
その2番目に4年間鎮座されたのが「吉佐宮(よさのみや)」と呼ばれた、この地です。
… と言いたいのですが、実は「吉佐宮」には諸説あり、以前ブログにも書いた「͡籠神社(このじんじゃ)」「真名井神社(まないじんじゃ)」が本命視されています。
(よろしければ、読み返してみてください)
豊受(トヨウケ)大神の故郷、京都・真名井神社(まないじんじゃ)で御朱印
それはそれとして、この福知山にある「元伊勢」も、伊勢神宮に通じるものを感じました。
まず外宮からです。
正式名称は「豊受大神社(とようけだいじんじゃ)」。
ちなみに「伊勢神宮外宮」の正式名称は「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」です。
こちらの鳥居は「黒木鳥居」といい、樹皮のついたままの丸太材をもって組み合わされた鳥居で、日本最古の鳥居形式だそうです。
ご祭神は、もちろん「豊受(トヨウケ)大神(のおおかみ)」
境内には拝殿と本殿の他に、4所の別宮と、それらを囲むように37社の末社が祀ってあります。
ただ、それぞれに祀ってある神さまは記されていません。
神社の入口に、参拝の順番が記された看板があるのですが、拝殿と本殿以外、どれがどれだかわかりませんでした…(泣)
みなさま、ご注意を…
続いて内宮です。
正式名称は「皇大神社(こうたいじんじゃ)」。
ちなみに「伊勢神宮内宮」の正式名称は「皇大神宮(こうだいじんぐう)」です。
本殿の正面に立っている鳥居も「黒木鳥居」でした。
ご祭神は、もちろん「天照(アマテラス)皇大神(すめおおかみ)」
(神社由緒書のまま記載)
本殿は、神宮と同じ最も古い神社の建築様式の一つである「神明造」です。
また、屋根は茅葺で、茅葺の神明造というのは全国的にも少ないようです。
こちらにも本殿を中心に、80社の小宮が囲むように祀ってあります。
皇大神社のHPに
「日本文化は、頭で理解するものでなく体で感じるものです。漂う神々の霊気に触れ、神と自然が融け合うこの神域に身を委ね、日本人の心を体感ください」
とありました。
2千年前のこの地は、大江山を中心とする丹後山地の大原生林の一角で、人跡未踏の秘境であったと言われています。
社殿を囲む巨木や、鬱蒼(うっそう)たる天然の深い森、そこには現在でも昔のままの神社のたたずまいが残されています。
皆さまも、ぜひお参りしてみてください。
工房沙彩では、アマテラスを始め「日本神話」をモチーフにした、御朱印帳を販売しておりますので、よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。