今どきの神社 京都・熊野神社衣笠分社で御朱印
こんにちは。京都にて、檜の木製御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩」です。
ご来店いただき、ありがとうございます。
「西大路七福社ご利益めぐり」3番目の紹介は、熊野神社衣笠分社(くまのじんじゃきぬがさぶんしゃ)です。
ご利益は「縁結び、安産、病気平癒」
熊野神社とは、熊野三山の祭神である、熊野権現(くまのごんげん)の勧請(かんじょう:祭神を他の神社に移すこと)を受けた神社のことで、全国に3000社ほどあるそうです。
その中で「京都三熊野」と呼ばれているのが「京都熊野神社」「新熊野(いまくまの)神社」「熊野若王子(くまのにゃくおうじ)神社」です。
今回参拝した熊野神社衣笠分社は、京都熊野神社の分社となります。
ご祭神は5柱おられます。
「伊弉冉(イザナミ)尊(のみこと)」「伊弉諾(イザナギ)尊(のみこと)」「天照(アマテラス)大神(おおかみ)」「速玉男(ハヤタマノヲ)尊(のみこと)」「事解男(コトサカノヲ)尊(のみこと)」
(熊野神社の由緒書通り表記しました)
以前イザナギが、黄泉の国に旅立ったイザナミを追いかけて行き、結局変わり果てた姿を見て別れを告げた…という話を、下記のブログで書かせていただきました。
実はその際に誓いをたて(一説には「お前には負けないぞ」と言われたとか…)
唾を吐いた時に生まれたのが「ハヤタマノヲ」
その唾を掃きはらって生まれたのが「コトサカノヲ」
なのです。
ですから、ハヤタマノヲは厄払いの神様、コトサカノヲは悪縁切りの神様となります。
なぜこの二柱が、イザナギ・イザナミ(元)夫婦と一緒に祀られているのか不思議な気もしますが、
もう一度、言わせてください!
本当に… イザナギったら!
さて、なぜこの地に分社があるのかですが、
もともとこの地には、朝廷に仕えた医師の屋敷があったそうです。その方が、熊野神社を崇敬しておられ、没後に寄進されたそうです。
1983年に建てられたとありますが、確かに現代風なコンクリート造りの社殿です。
鳥居や狛犬は見当たりません(おそらくないと思います)。
階段を上がると、神様が祀られている本殿(?)があります。
なんともシンプルな神社さんですが、閑静な住宅街に溶け込むように鎮座され、温かく見守っていただいているような気持になります。
工房沙彩では、願いに応じたご祈願帳を販売しております。
よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。