神社で御朱印がもらえる理由
こんにちは。京都にて、檜の御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩」です。
ご来店いただき、ありがとうございます。
さて、本日は「御朱印」についてです。
このブログを見てくださっている皆さんは、御朱印巡りをされている方がほとんどだと思います。
ですので、
「御朱印は読経や写経を納めた際の受付印が始まりである」
ということは、知っておられる方が多いと思います。
でも、ここで疑問に思われたことはありませんか。
「神社って写経はしないよね。なのに、なぜ神社にも御朱印があるの?」
奈良時代、日本固有の神様の信仰と、外来の仏教の信仰とを融合・調和した「神仏習合」により、
神社でも読経をすることがあったそうです。
平清盛も神仏習合思想の影響をうけ、
「厳島神社の御祭神は、十一面観音がお姿をお変えになったもの」
と解釈して「平家納経」を奉納したといわれています。
その後、参拝の証としても拝受されるようになったとのことで、現在の形式になったそうです。
明治時代に、神仏分離令が出されるまでは、そんな大らかな時代だったんですね。
ただ、仏が主か、神が主かという激論は、あったようですが…
でも、現在神社でも御朱印をいただけるのは、このおかげ(?)ですので、感謝です。
工房沙彩では、この日本神話をモチーフにした、御朱印帳を販売しておりますので、よろしければ、ショップで確認してみてください。