六観音が勢ぞろい! 京都・大報恩寺(だいほうおんじ)で御朱印
京都・大報恩寺(だいほうおんじ)は「千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)」とも呼ばれ、今から約800年前、鎌倉初期安貞元年(1227)義空(ぎくう)上人によって開創されたお寺です。
こんにちは。京都にて、檜(ひのき)の木製御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩(こうぼうさあや)」です。
ご来店いただき、ありがとうございます。
本日は、うちの会社から歩いて行ける距離にある「千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)大報恩寺(だいほうおんじ)」です。
ようやく、ご紹介することができました!(パチパチ)
個人的に大好きなお寺なんです。
その理由は「六体の観音さまが勢ぞろいしているから!」です。
本堂は、創建時そのままのものだそうで、応仁・文明の乱にも両陣営から手厚い保護を受け、奇跡的にも災火をまぬがれた京洛最古の建造物として、国宝に指定されているそうです。
ご本尊は「釈迦如来(しゃかにょらい)」ですが、こちらは通常は拝観することができません。
でも、隣接する霊宝殿に六体の観音さまがおられ、いつでも拝観することができます。
そもそも観音さまは「観音菩薩(かんのんぼさつ)」「観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)」などと呼ばれる、仏教界の菩薩(ぼさつ)の一尊です。
そして、多くの人々を救うため、相手に応じて変身されるそうです。
真言宗(しんごんしゅう)では「聖(しょう)観音」「千手(せんじゅ)観音」「十一面(じゅういちめん)観音」「馬頭(ばとう)観音」「准胝(じゅんでい)観音」「如意輪(にょいりん)観音」に変身されるそうで、これを称して「六観音」と呼びます。
こちらの霊宝殿には、全国で唯一、六体一同に安置されているそうで、そのお姿は圧巻です!
それ以外にも、釈迦に従う十人の弟子の像など、見ごたえ満載ですよ。
さて、千本釈迦堂といえば、忘れてはならないのが「おかめ物語」です。
「おかめ」は、千本釈迦堂の本堂造営で棟梁(とうりょう)を務めた大工「長井飛騨守高次(ながいひだのかみたかつぐ)」の妻でした。
その高次が造営の際、重要な柱の寸法を間違えて短く切り過ぎてしまいました。
心を憂していた夫を見たおかめは「いっそ枡組(ますぐみ)をほどこせば…」とひと言。この着想が結果として成功をおさめました。
しかし「専門家でもない女性の知恵で棟梁が大仕事を成し遂げたと言われては夫の恥」と、おかめは上棟式を迎える前に自害をしてしまいます。
なんで! なんでなん!?
今日では、おかめの徳にあやかって「縁結び・夫婦円満・子授け」を祈願する女性の参拝が続いているそうです。
「全国旅行支援割」のおかげで、京都にも観光客が戻ってきました。
ただ、ここは観光客も少なく、穴場だと思います。
皆さまも、ぜひお参りされてみてはいかがでしょうか。
工房沙彩では、御朱印帳の和紙を利用して、神さま仏さまとご縁のある和紙たちに、新たに命を吹き込み誕生した商品「和紙香」を販売しております。
ご先祖様にお香と仏花を一度にお供えしていただける商品となっております。
よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。