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【御朱印のいろは】さあ、御朱印の旅へ。心に残る一期一会を求めて

目次

御朱印の存在は知っているけれど、実際にいただいたことはない。
旅先の神社やお寺で見かけて、少し気になっていた。

そんな“はじまりの気持ち”を抱きはじめたあなたへ。
ここでは、御朱印の魅力と長きに渡り親しまれている背景、そして御朱印帳の使い方まで、工房沙彩のスタッフがはじめての方にもわかりやすくご案内いたします。

御朱印とは何か? どのような意味を持ち、どんな心構えで受け取るべきなのか?
この「静かな旅」の入り口に、やさしく寄り添えるような内容を心がけました。

あなたの御朱印の旅が、深く豊かな時間となりますように。
その一歩を、工房沙彩がそっと後押しできましたら幸いです。

御朱印の旅が与えてくれるもの

年齢や経験を重ねるにつれて、時の流れや自分自身の内面に、ふと変化を感じることはありませんか?

日常の喧騒から少し距離を置き、神社やお寺をめぐる。
そのひとときは、まるで心の深呼吸のよう。

そんな時間を求めて、歴史や寺社仏閣がお好きな方はもちろん、各地を訪れる旅の記録用として御朱印帳を携える人も増えています。
自分の足で歩き、自分の手で受け取る「一期一会の印」は、旅を特別なものに変えてくれるでしょう。

そして御朱印をいただくために欠かせないのが、「御朱印帳」。
その一冊には、単なるスタンプラリーでは得られない、深い意味と静かな感動が宿るのです。

御朱印帳とは ― 旅の記録を綴る自分だけの一冊

御朱印帳

御朱印帳(ごしゅいんちょう)は、神社仏閣で御朱印を受け取るための専用の帳面です。

御朱印には、その寺社の名前やご本尊・ご祭神の名が墨で書かれ、朱印が捺されます。
その場で手書きしていただけるものもあれば、あらかじめ書かれた「書置き」のものもあります。

御朱印帳は、これらを一つひとつ綴じていくことで、世界にたった一冊の“自分だけの旅の記録”となります。
まるで海外旅行のスタンプがパスポートに刻まれていくように、ページをめくるたびに、自分の歩んできた旅の軌跡をたどることが出来ます。

御朱印の歴史 ― 静寂と祈りの源流へ

御朱印のはじまりは、千年以上前の平安時代。
当時は、写経を奉納した証としてお寺から授けられるものでした。
時代の流れとともに、参拝そのものの証として広がり、今では神社でも御朱印を授与いただけるようになりました。

かつて「信仰の証」だった御朱印は、現代においては「旅の記録」として、多くの人々に愛されています。

この記事を書かせていただいている私自身も、はじめて御朱印帳を手にしたきっかけは、旅先の小さなお土産屋さんで稲荷デザインの御朱印帳に目をひかれたことでした。
けれど気づけば、その一冊に御朱印を集めることも旅の目的の一つとなり、参拝コースの道しるべのような存在になっています。

御朱印帳の使い方と基本のマナー

御朱印をいただくには、以下のような流れがあります。

  1. お目当ての寺社仏閣に行きます。
  2. まずは、心を込めて参拝を。
     御朱印は参拝の証。まずは感謝の気持ちで神仏に手を合わせましょう。

  3. 御朱印受付へ。
     境内にある社務所・寺務所などで「御朱印帳をお願いします」と一声添えてお渡しします。
     書き手の方に敬意を払い、静かに待ちましょう。

  4. 御朱印料(初穂料・納経料)を納める。
     金額は300〜500円程度が一般的。感謝を込めて、丁寧に受け取りましょう。

最近では「書置き御朱印」も増えており、掲示板に「書置きあります」と表示されている場合もあります。
その場合は、自分の御朱印帳に貼って大切に保管しましょう。

御朱印帳のお手入れと保管のポイント

御朱印帳は、できるだけ良い状態で長く使い続けたいもの。
以下のような点に気をつけて保管・携帯しましょう。

  • 直射日光や湿気を避ける。

  • 風通しの良い場所に保管。

  • 専用の御朱印帳袋を使って保護する。

  • 帯留めバンドで開閉を防ぎ、ページを美しく保つ。

工房沙彩では、御朱印帳にぴったり合う袋やバンドもご用意しております。
お気に入りの一冊を、旅のスタイルに合わせてコーディネートしてみてはいかがでしょうか?

工房沙彩の御朱印帳 ― 京都の歴史が息づく職人の手しごと

工房沙彩が手がける御朱印帳には、京都の職人たちによる確かな技と、美意識が息づいています。

1. ぬくもりが伝わる、手仕立ての美しさ

一折り一折り、丹精込めて。既製品にはない、手づくりの静かな存在感と品格が漂います。

2. 墨が映える、にじみにくい和紙

一筆一筆がくっきりと残るよう、上質な和紙を厳選。年月を経てもその美しさは褪せません。

3. ひのきの香る特別な一冊

表紙に国産檜(ひのき)を使用した檜の御朱印帳シリーズは、香りと重厚感に癒される逸品。旅の節目にふさわしい一冊です。

4. 多彩なデザイン、伝統と創造の出逢い

その他、友禅御朱印帳や和柄のテキスタイルを使った御朱印帳和装シリーズなど、京都ならではの感性が息づいています。

工房沙彩の御朱印帳

最後に ― 御朱印帳は、旅のパートナー

御朱印帳は、単なる記録帳ではありません。
それは、自分自身と向き合い、ひとつひとつの出会いを記憶する、「旅のパートナー」です。

どうか、あなただけの一冊を手にとってください。
静かな時間の中にある出会いの素晴らしさに、きっと気づけるはずです。

工房沙彩の御朱印帳が、あなたの旅路にそっと寄り添えますように。