水の神さまを祀る 京都・貴船神社(きぶねじんじゃ)で御朱印
京都・貴船神社(きぶねじんじゃ)は、万物の命の源である水の神さまを祀る、全国二千社を数える水神の総本宮です。
こんにちは。京都にて、檜(ひのき)の木製御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩(こうぼうさあや)」です。
ご来店いただき、ありがとうございます。
さて本日は、深い緑に覆われた渓谷に鎮まる「貴船神社(きぶねじんじゃ)」です。
渓谷に沿って「本宮(ほんぐう)」「結社(ゆいのやしろ)」「奥宮(おくみや)」と続いています。
(ここで注意! お参りをする順番は「本宮」「奥宮」「結社」です!)
ご利益は「諸願成就(しょがんせいじゅ)」「えんむすび」「運気隆昌(うんきりゅうしょう)」
本宮と奥宮のご祭神は「高龗(タカオカミ)神(のかみ)」
この神さまは、日本書紀にチラッと登場するだけの、謎の神さまです。
そのお話です。
(神さまの名前は日本書紀の通りに表記します)
「伊弉諾(イザナギ)尊(のみこと)」と「伊弉冉(イザナミ)尊(のみこと)」は、地上に神々を誕生させていました。
(過去のブログ「夫婦神 伊邪那岐命と伊邪那美命」を読み返していただければ幸いです)
そして、火の神さま「軻遇突智(カグツチ)」を生んだ時、イザナミは火傷をされ、苦しみながら黄泉国(よもつくに)に旅立たれてしまいます。
イザナミを亡くしたイザナギは、大変悲しみ、そして憎しみ、腰に下げていた「十握剣(とつかのつるぎ)」を抜き、カグツチを断ち切ります。
その剣の柄(つか)から滴(したた)る血潮が流れて生まれた神さまの一柱が「闇龗(クラオカミ:タカオカミの同一神)」だそうです。
(別の話として、斬られたカグツチが三体に分かれ、その一体がタカオカミ(ここでチラッと登場です)ともあります。)
貴船神社のHPには、
「人にとって火は大事なものでありますが、使い方を間違えると大きな災いをも招きます。荒ぶる火を鎮めるため、火の神から水の神が誕生したのです。」
とあります。
なるほど… それにしても、チラッと登場しただけのタカオカミが、なぜご祭神なのかが、まだ気になりますが…
貴船神社といえば、おみくじの紙を水に浮かべると、結果が紙に浮かび上がるという「水占みくじ」があります。
水の神さまを祀る神社ならではの、趣向を凝らしたおみくじですね。
皆さまも、ご参拝なさった折にはぜひ、お試しくださいませ。
工房沙彩では「日本神話」をモチーフにした、檜の木製御朱印帳を販売しております。
よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。