1. HOME
  2. ブログ
  3. 京都のこと
  4. 今年も「茅の輪(ちのわ)」で無病息災! 京都・齋宮神社(さいぐうじんじゃ)

今年も「茅の輪(ちのわ)」で無病息災! 京都・齋宮神社(さいぐうじんじゃ)

京都・齋宮神社(さいぐうじんじゃ)は、嵯峨野(さがの)にある、こじんまりとした神社です。

京都 斎宮神社

こんにちは。京都にて、檜(ひのき)の木製御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩(こうぼうさあや)」です。

ご来店いただき、ありがとうございます。

さて今年も「夏越の祓え(なごしのはらえ)」という神事が、全国各地で執(と)り行われました。

これは、六月の末に(神社によって異なります)茅(かや)で奉製した茅の輪をくぐり、半年の間、知らず知らずのうちに身に付いた罪や穢(けが)れを祓い、残り半年の無病息災(むびょうそくさい)を祈願する行事です。

昨年は北野天満宮(きたのてんまんぐう)の「茅の輪」をご紹介させていただきましたが、今年は齋宮神社の「茅の輪」をご紹介させていただきます。

京都 斎宮神社

ご祭神は「天照皇大神(アマテラススメオオカミ)」

ご利益は「厄除け開運」「婦女子の血の道の守護」

(ご祭神は齋宮神社由緒の通りに記載)

由緒によると、この地は「垂仁(すいにん)天皇」の第二皇女で、初代の斎宮「倭姫(ヤマトヒメ)命(のみこと)」の別荘があったところだそうです。

以前「籠神社(このじんじゃ)」のブログで、アマテラスは「伊勢神宮(いせじんぐう)内宮(ないぐう)」に鎮座されるまでに25回引っ越しをされていると、ご紹介させていただきましたが、それに斎宮として同行されたのがヤマトヒメです。

斎宮とは「斎王(さいおう)」とも呼ばれ、伊勢神宮(つまりアマテラスですね)に奉仕する、未婚の内親王(ないしんのう:天皇の姉妹や皇女)です。

天皇の即位ごとに一人が選ばれ、三年間の精進潔斎(しょうじんけっさい:心身を清めること)を終えたあと、伊勢神宮に向かわれるそうです。

… 三年間ですよ! 若い女の子が三年間! 無理!

この地は「斎宮が潔斎をされたところである」との伝えもあるそうで、近くに流れる有栖川(ありすがわ)は、禊(みそぎ)や祓(はらい)が行われた川だそうです。

さて「茅の輪」では、唱え詞(となえことば)を唱えながら、8の字にくぐり抜けます。

神社によって、唱え詞は異なるようです。

せっかくなので、ここ齋宮神社の唱え詞を…

「思うこと皆つきねとて麻の葉を、切りに切りても祓(はら)いつるかな」

「みな月の夏(なごし)の祓(はら)いする人は、千歳(ちとせ)の命(いのち)のぶというなり」

「宮川の清き流れに禊(みそぎ)せば、祈れることの叶(かな)はぬはなし」

説明の札がありますので、その通りにすれば大丈夫です!

皆さまも、これからの半年間を無事お過ごしくださいね。

ちなみに、御朱印はスタンプ式になっていましたので、今回はいただきませんでした。

社務所も開いてなかったので…

見本が、こちらです。

斎宮神社 御朱印

 

工房沙彩では「日本神話」をモチーフにした、檜の木製御朱印帳を販売しておりますので、よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。

檜の御朱印帳

関連記事