節分会はここ! 京都・壬生寺(みぶでら)で御朱印
京都・壬生寺(みぶでら)は、節分会(せつぶんえ)で有名ですが、幕末の志士・新選組の訓練場としても使われていたお寺です。境内にある壬生塚には、新選組隊士の墓などがあります。
こんにちは。京都にて、檜(ひのき)の木製御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩(こうぼうさあや)」です。
ご来店いただき、ありがとうございます。
さて今年の節分は、皆さま、どこかの社寺にお参りに行かれましたでしょうか。
京都の節分行事も市内各社寺で執り行われますが、 なかでも、京の都の四方を鎮護(ちんご)する社寺、
御所の表鬼門 (北東)にある「吉田神社(よしだじんじゃ)」、裏鬼門 (南西)の「壬生寺」、南東の「八坂神社(やさかじんじゃ)」、北西の「北野天満宮(きたのてんまんぐう)」
この四社寺を節分の日に鬼門参詣し、 無病息災(むびょうそくさい)や招福を願う「四方詣り(しほうまいり)」が、今も行われております。
本日は「壬生寺(みぶでら)」の節分会(せつぶんえ)だけ(笑)に行ってきましたので、ご紹介させていただきます。
壬生寺(みぶでら)は、正暦2年(991)滋賀・園城寺(おんじょうじ・三井寺です)の快賢(かいけん)僧都によって創建された、律宗(りっしゅう)のお寺です。
ご本尊は延命地蔵菩薩(えんめいじぞうぼさつ)。
京の御所から見て裏口の鬼門にあたる壬生寺を、平安時代に白河天皇があつく信仰され、その発願によって毎年2月に節分厄除大法会が行われるようになったそうです。
なので、現在もこちらで行われる節分会(せつぶんえ)は、約900年もの歴史をもつ行事なのです!
さて、壬生寺といえば「壬生狂言(みぶきょうげん)」が有名です(正しくは「壬生大念佛狂言」と言うそうです)。
この壬生狂言は、今から700年前の鎌倉時代、壬生寺を大いに興隆した円覚上人(えんがくしょうにん)が創始されたものです。
当時、円覚上人の教えを来聴する大衆は、数十万人にも及んでいたそうです。
正安2年(1300)、壬生寺において「大念佛会(だいねんぶつえ)」という法会を行った上人は、マイクなどの拡声器がない昔、群衆を前にして最もわかりやすい方法で仏の教えを説こうとしました。
そして、身ぶり手ぶりのパントマイム(無言劇)を仕組んだ「持斎融通(じさいゆうづう)念佛」を考えついたのです。
これが壬生狂言の始まりと伝えられています。
節分会には、参詣者の厄除・開運を祈願し、壬生狂言の「節分」が上演されます。
(今回見せていただきました! 無料です!)
ちなみに今回の御朱印は、壬生狂言の公開時限定で頂ける御朱印です。
さて、限定繋がり…というわけではありませんが、
近くにある「幸福堂」では、節分会に合わせ、毎年2月の1日~4日期間限定で、店頭で一つ一つ焼きあげた金つばが販売されます。
通常は個包装されているのですが、この期間は包装せず焼きたてのまま箱に入れるので、1日で皮が固まるそうです。
そのため「お買い上げ後、24時間以内にお召し上がりください」と書いてあります(笑)
私は焼きたてを再現したくて、家でオーブントースターで焼いてみました。
中の羊羹(ようかん)は温かくてほんわり、皮もしっとり…角はパリッ。
「私の知っているきんつばではない!」と唸ってしまうようなお味で美味しかったです。
京都は観光客の方が今も多く、混雑のため参拝の足が遠のいていたのですが、また意欲が湧いてきました!
皆さまも、ぜひお参りされてみてはいかがでしょうか。
工房沙彩では、御朱印帳の和紙を利用して、神さま仏さまとご縁のある和紙たちに、新たに命を吹き込み誕生した商品「和紙香」を販売しております。
ご先祖様にお香と仏花を一度にお供えしていただける商品となっております。
よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。