オノゴロ島の最有力候補地、沼島(ぬしま)で御朱印
兵庫県にある「沼島(ぬしま)」は、古事記や日本書紀に記されている「オノゴロ島」の最有力候補地とされている島です。
こんにちは。京都にて、檜(ひのき)の木製御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩(こうぼうさあや)」です。
ご来店いただき、ありがとうございます。
まだまだ暑い日が続いておりますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
京都に生まれ、京都以外では生活をしたことのない私でも参ってしまうほど、今年の京都は暑いです!
だから… というわけではありませんが、遅い夏休みを取り、淡路島(あわじしま)に行ってきました。
淡路島には「伊邪那岐(イザナギ)命(のみこと)」と「伊邪那美(イザナミ)命(のみこと)」が降り立ち「国生み」を行ったとされる「オノゴロ島」の候補地が数カ所ありますが、その中でも一番有力視されているのが「沼島」です。
(「国生み」については、以前のブログに少し書いておりますので、読み返していただければ幸いです)
今回はその「沼島」をご紹介したいと思います。
沼島の「沼」は国生みの際に使われた「天の沼矛(あめのぬぼこ)」に由来するという説があるそうです。
沼島は上空から見ると「勾玉(まがたま)」の形をしており、「上立神岩(かみたてがみいわ)」をはじめ巨大な奇石が島を取り囲んでいます。
この「上立神岩」は、高さ30mの直立した岩で、その西側(下手)には、中ほどに穴があいていた「下立神岩」(現在は根っこの部分だけが残っているそうです)があり、男女を象徴する一対の立神岩とされています。
そしてその中間には、イザナギとイザナミが結ばれた場所「八尋殿(やひろでん)」とされる岩「平バエ」もあります。
また、この上立神岩は、これも国生みの際に登場する「天の御柱(あめのみはしら)」である、ともされています。
… う~ん、証拠がそろっていますね(笑)
おのころ山をご神体とする「自凝(おのころ)神社」は、大正12年(1923)に神殿が、昭和12年(1937)に拝殿が建立されたそうです。
地元では、昔から山全体を「おのころさん」と呼び、大切にされてきたそうです。
「沼島八幡神社(ぬしまはちまんじんじゃ)は、永享8年(1436)に「京都石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)」のご分霊を移し祀られ、現在のような社殿が創建されたそうです。
神社の森には、幕末のオランダ人シーボルトが学会で紹介したホルトの木(ユズリハモドキ)が生い茂り、また南限・北限の植物も混生し、あの「らんまん」の主人公・牧野富太郎も大きな関心を寄せたそうです。
創建よりも前からこの森は「氏神様の森」として地元の方に大切に守られてきたそうで、 古老は「ここの神様は八大龍王様じゃった」と言い伝えられているそうです。
淡路島から、船で10分程です。
今回はチャレンジしませんでしたが「おすすめ2時間コース」や「島内一周コース」もあるようです。
皆さまも、神話の島へ訪れてみられてはいかがでしょうか。
工房沙彩では、アマテラスを始め「日本神話」をモチーフにした、御朱印帳を販売しておりますので、よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。