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八臂辨財天(はっぴべんざいてん) 京都・宝蔵寺(ほうぞうじ)で御朱印

京都・宝蔵寺(ほうぞうじ)は、江戸時代の画家、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)のゆかりのお寺です。

京都 宝蔵寺

「こんにちは。京都にて、檜(ひのき)の木製御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩(こうぼうさあや)」です。

ご来店いただき、ありがとうございます。

本日は「宝蔵寺(ほうぞうじ)」の「八臂辨財天(はっぴべんざいてん)・大般若転読(だいはんにゃてんどく)法要」でいただいた、特別御朱印をご紹介させていただきます。

京都 宝蔵寺 御朱印

宝蔵寺は、京都の繁華街の真ん中にたたずむお寺です。

そもそもは「弘法大師(こうぼうだいし)空海(くうかい)」によって創立されたそうですが衰退し、文永6年(1269年)「如輪(にょりん)上人(しょうにん)」によって復興されたそうです。

京都 宝蔵寺

宝蔵寺は江戸時代に活躍した画家「伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)」のゆかりのお寺として知られています。

これは、若冲及び伊藤家の菩提寺(ぼだいじ:先祖代々のお墓がある寺)だからです。

そのため宝蔵寺には、若冲やその一派の作品が所蔵されています。

宝蔵寺の御朱印で有名な「髑髏図(どくろず)」も、その一つです。

京都 宝蔵寺

さて、本日の主役「八臂辨財天(はっぴべんざいてん)」です。

ご利益は「良縁成就(りょうえんせいじゅ)・良縁吉祥(りょうえんきちじょう)」

仏さまの手を数えるときは「臂(ひ)」といいますので、この弁財天は八つの手を持っておられることになります。

… っていうか、仏さまなのに、お社?

その昔、日本の神さまは、仏教界の仏さまが仮の姿で現れたものである、という思想がありました。

(過去のブログ「熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)」でも書いていますので、よろしければ読んでみてください)

弁財天は女神であり、ヒンズー教における名前が河の名前でもあったことから、宗像三女神(むなかたさんじょしん)の一柱「市杵嶋姫(イチキシマヒメ)命(のみこと)」と同一視され、水の神さまとして祀られました。

また、弁財天を財宝の神さまとして祀る風潮も広がり、各地でお社が建てられたそうです。

(今も昔も、お金は人々の関心ごとなんですね(笑))

このように神道色が強かったため、明治時代に行われた「神仏分離(しんぶつぶんり)」の際、多くは神社となったそうです。

祀る神さまを、弁財天からイチキシマヒメに変える神社もあったそうですよ。

宝蔵寺では、毎年5月にこの法要が行われます。

また、お願いすると、御祈祷もしてくださるみたいです。

仏式なのか、神式なのか、とても気になるところですね。

 

工房沙彩では、御朱印帳の和紙を利用して、神さま仏さまとご縁のある和紙たちに、新たに命を吹き込み誕生した商品「和紙香」を販売しております。

ご先祖様にお香と仏花を一度にお供えしていただける商品となっております。

よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。

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