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「疱瘡石」ってなに? 京都・西院春日神社で御朱印

京都 西院 春日神社

こんにちは。京都にて、檜の御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩」です。

ご来店いただき、ありがとうございます。

京都 西院 春日神社 御朱印

「西大路七福社ご利益めぐり」5番目の紹介は、西院春日神社(さいいんかすがじんじゃ)です。

ご利益は「病気平癒、厄除け、旅行安全」

春日神社とは、奈良時代に平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために創建された総本社「春日大社」に祀られている、中臣氏・藤原氏の氏神「春日神(かすがのかみ)」の勧請(かんじょう:祭神を他の神社に移すこと)を受けた神社のことで、全国に1000社ほどあるそうです。

西院春日神社は、その中の1社ですね。

ご祭神は4柱おられ、「武甕槌(タケミカヅチ)命(のみこと)」「経津主(フツヌシ)命(のみこと)」「天児屋根(アメノコヤネ)命(のみこと)」「比売(ヒメ)神(かみ)」
総称して「春日神」といいます。

(春日大社の由緒書通り表記しました)

京都 西院 春日神社

西院春日神社のご利益「病気平癒、厄除け」ですが、この由来には、このような話があります。

平安の時代、淳和天皇の皇女、祟子内親王が、当時は不治の病として恐れられていた「疱瘡(ほうそう:天然痘)」を患われ、春日神社にご祈願されたところ、春日大神が内親王の身代わりとして、石に疱瘡のおできをお移しになり、内親王は快復された。これによりその石は、世に病気平癒・災難厄除の霊石「疱瘡石」と崇められ、天皇はじめ皇室等より、たびたび御祈祷を命ぜられている。

というものです。

この石は、毎月三日間だけ、一般公開されます。

参拝した日も公開日でした。本殿中門右側に安置されてあるのが、わかりますか?(笑)

実はこの石、明治時代に政府の方針により本殿の奥深くに納められ、その存在は宮司でさえ口伝でのみ、その形容さえ不確かな物となっていたそうです。

近年、文章に記された疱瘡石の大きさ・形などから、この秘蔵の石が「疱瘡石」であることが確認され、こうしてまた、私たちも拝観できるようになったそうです。

本当に、間近で拝観できます。ぜひ参拝してみてくださいね。

 

御祈願帳とご朱印

工房沙彩では、願いに応じたご祈願帳を販売しております。

よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。

 

 

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