刀剣は「小狐丸(こぎつねまる)」京都・粟田神社(あわたじんじゃ)で御朱印
「京都十六社朱印(きょうとじゅうろくしゃしゅいん)めぐり」紹介シリーズ。
今回は、粟田神社(あわたじんじゃ)の御朱印と、関係する刀剣「小狐丸(こぎつねまる)」の御朱印を紹介させていただきます。
こんにちは。京都にて、檜(ひのき)の御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩(こうぼうさあや)」です。
ご来店いただき、ありがとうございます。
今回も 「京都十六社朱印めぐり」と「京都刀剣御朱印(きょうととうけんごしゅいん)巡り」を共に紹介したいと思います。
「粟田神社(あわたじんじゃ)」
ご利益は「旅立ち守護(しゅご)・厄除(やくよけ)」
ご祭神は「建速素盞嗚(タケハヤスサノオ)尊(のみこと)」「大己貴(オオナムチ)命(のみこと):大国主(オオクニヌシ)命(のみこと)の別名」
(粟田神社のご由緒通りに記載しました)
平安時代、清和(せいわ)天皇から命ぜられ、国家と民の安全を祈願していた勅使(ちょくし:天皇の命令を伝える使者)の枕元にオオナムチが現れ「スサノオの縁あるこの地に、我を祀れ」と神意を伝えられたそうで、それが発祥となったとされています。
また、京都の東の出入口である粟田口(あわたぐち)に鎮座(ちんざ)されているため、東山道・東海道を行き来する人々は、旅の安全を願い、また道中の無事を感謝して参拝したため、旅立ち守護・旅行安全の神として知られるようになったそうです。
粟田神社の刀剣は「小狐丸(こぎつねまる)」
平安時代の刀工・三条宗近(むねちか)によってつくられた刀です。
平安時代から鎌倉時代、粟田神社が鎮座する粟田口(あわたぐち)近辺には、名立たる刀工が在住していたそうです。
その一人、宗近は、天皇から勅命を受けた刀が上手く作れず、伏見稲荷に祈願に行きます。そしてその道中に出会った童子(稲荷明神の化身だったのです!)と刀を打ち、出来上がったのが「小狐丸」だそうです。
現在、同名の刀は複数存在するそうですが、どれも本物かどうかわからないそうです。
お稲荷さまが、お隠しになったのかもしれないですね。
また、粟田神社の境内には「鍛冶神社(かじじんじゃ)」があり、今回ご紹介した三条宗近と、前回ご紹介した「骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)」をつくった藤四郎吉光(とうしろうよしみつ)が、ご祭神として祀られています。
併せて、参拝してみてはいかがでしょう。
工房沙彩では、願いに応じたご祈願帳を販売しております。
よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。