京都・福知山にもあった! 天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)で御朱印
京都・福知山(ふくちやま)には、天照(アマテラス)大御神(おおみかみ)が、お隠れになったとされる「天岩戸(あまのいわと・あめのいわと)」があったと言われています。
こんにちは。京都にて、檜(ひのき)の木製御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩(こうぼうさあや)」です。
ご来店いただき、ありがとうございます。
さて本日は、京都・福知山にある「天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)」です。
前回、同じ福知山にある「元伊勢」の外宮と内宮について書かせていただきましたが、この三社と合わせて「元伊勢三社」として知られています。
「天岩戸神話」は、アマテラス神話の中でも、最も有名ですので、ご存じの方も多いと思いますが、過去のブログにも書いておりますので、よろしければ、読み返してみてください。
(過去のブログでは「天石屋戸」と書いておりますが「天岩戸」と同じです)
百人一首にも登場する大江山の麓(ふもと)の川沿いにご鎮座されており、ご本殿は岩壁の上に建てられています。
そのため、お参りするには、手前の鎖(くさり)を伝って登らなければ行けません。
(私は無理はしませんでした…)
ご祭神は2説あるそうです。
説①:「櫛岩窓戸(クシイワマド)命(のみこと)」と「豊岩窓戸(トヨイワマド)命(のみこと)」の2神
2神とも「天岩戸神話」に登場したとされる「天石門別(アマノイワトワケ)神(のかみ)」の別名だそうです。
古事記では「御門の神である」と記されており、京都御所の東西南北にある門にも、それぞれに2神が鎮座され、門を守っておられるそうです。
説②:櫛御毛奴(クシミケヌ)命(のみこと)
須佐之男(スサノオ)命(のみこと)の別名と言われています。
… なぜここでスサノオが登場するのか…
でも、どちらにしても天岩戸神話に関係した神さまですね。
本殿の背部には、天降った神々が座したと伝えられる巨大な岩「御座石(みくらいし)」があります。
また、神楽(かぐら:神さまに奉納するための歌舞)を舞ったと伝えられる岩「神楽石(かぐらいし)」など、巨岩とうっそうと茂る森が、神秘的な雰囲気を感じさせます。
この少し下流には神さまが湯あみをしたという産釜(うぶがま)・産盥(うぶたらい)という大きな甌穴(おうけつ:水の流れが小石を転がしてできた岩のくぼみ)があり、日照りの年でも水が湧き出てくると言い伝えられています。
私のように、本殿に参れなかった人のためには「遙拝(ようはい)所」がありますので、ご安心を(笑)
「天岩戸神社」への道の途中に「日室岳(ひむろだけ)遙拝所」があります。
ピラミッドに似た日室岳は、原生林におおわれた神霊降臨の神山で、神域には登ってはいけないそうです。
そのような遙拝所なので「一願成就(一つだけ願い事をかなえてもらえる)」の信仰があるそうです!
もちろん、ひとつだけ拝んできましたよ(笑)
知る人ぞ知る「元伊勢三社」を、皆さまも巡ってみられてはいかがでしょうか。
工房沙彩では、アマテラスを始め「日本神話」をモチーフにした、御朱印帳を販売しておりますので、よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。