熊野三山・熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)で御朱印
和歌山県にある「熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)」は、かつて神倉山(かみくらやま)のゴトビキ岩に降臨された神さまを祀っている神社です。
こんにちは。京都にて、檜(ひのき)の木製御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩(こうぼうさあや)」です。
ご来店いただき、ありがとうございます。
さて、遅い夏休みをいただき、和歌山県にある「熊野三山(くまのさんざん)」を巡ってまいりました。
「熊野三山」とは「本宮大社(ほんぐうたいしゃ)」「速玉大社(はやたまたいしゃ)」「那智大社(なちたいしゃ)」の総称です。
また、下記のブログで、熊野について書いておりますので、読んでみてくださいね。
熊野三山(くまのさんざん)とは? 京都熊野神社(きょうとくまのじんじゃ)で御朱印
熊野権現(くまのごんげん)とは? 京都・熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)で御朱印
八咫烏(やたがらす)!? 京都 ・新熊野神社(いまくまのじんじゃ)で御朱印
本日は「熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)」です。
ご祭神は「熊野三山」に共通する「熊野十二所権現(くまのじゅうにしょごんげん)」と呼ばれる神々など、十八柱が祀られています。
主祭神は「熊野速玉大神(クマノハヤタマのおおかみ)」と「熊野夫須美大神(クマノフスミのおおかみ)」
過去のブログでも書きましたが「日本の神さまは、仏さまが仮の姿で現れたもの」とする思想により、クマノハヤタマは「薬師如来(やくしにょらい)」でもあられます。
ちなみに「速玉」とは「伊弉諾(イザナギ)尊(のみこと)」の映え輝くご神霊を讃えたお名前だそうです。
熊野速玉大社から少し離れた場所に「神倉神社(かみくらじんじゃ)」があります。
この地は、熊野権現が熊野三山として祀られる以前に、一番最初に降臨された聖地とされています。
「景行(けいこう)天皇」の時代に、熊野速玉大社がある場所に遷座(せんざ:神さまを他の場所に移すこと)されたため、その後「元宮(もとみや)」と称されていたそうです。
「天ノ磐盾(あまのいわたて)」という険しい崖の上にあり、熊野古道の一部である五百数十段の急峻な石段を登ったところに、ご神体の「ゴトビキ岩」があります。
この石段はホントに急で、熊野速玉大社のHPには「御年配の方は下の鳥居でご参拝下さい」と赤字でお願いされているほどです(笑)
ちなみに「ゴトビキ」とは、熊野地方の言葉で「ヒキガエル」という意味があるそうです。
神倉神社には、1400年前から続く、男性しか参加できない「御灯祭(おとうまつり)」があります。
2月6日の夕刻、ゴトビキ岩の下に集まった白装束の「上り子(あがりこ)」たちが、松明(たいまつ)を手に、あの石段を駆け下っていくそうです!
… はっきり言って、コケます(汗)
皆さまも、熊野速玉大社をご参拝なさった際には、忘れずにお立ち寄りくださいね。
工房沙彩では「日本神話」をモチーフにした、檜の木製御朱印帳を販売しております。
よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。