女性パワーを浴びる! 京都・市比賈神社(いちひめじんじゃ)で御朱印
「京都十六社朱印(きょうとじゅうろくしゃしゅいん)めぐり」紹介シリーズ。
今回は、女神さまが五柱も祀られている、京都・市比賈神社(いちひめじんじゃ)の御朱印を紹介させていただきます。
こんにちは。京都にて、檜(ひのき)の御朱印帳やオリジナルの御朱印帳、当社が考案した「ご祈願帳」、御朱印帳バンドやしおりなどの和雑貨を制作している「工房沙彩(こうぼうさあや)」です。
ご来店いただき、ありがとうございます。
「京都十六社朱印めぐり」本日の紹介は、市比賣神社(いちひめじんじゃ)です。
ご利益は京都唯一の「女人厄除(にょにんやくよけ)」
平安京遷都直後の795年、藤原冬嗣(ふじわらのふゆつぐ)が垣武(かんむ)天皇の命により、官営市場(かんえいいちば)東市・西市の守護神として創建されたそうで、「市場守護(いちばしゅご)」のご利益も記されています。
ご祭神は、
「多紀理比賣(タギリヒメ)命(のみこと)」」
「市寸嶋比賣(イチキシマヒメ)命(のみこと)」
「多岐都比賣(タギツヒメ)命(のみこと)」
「神大市比賣(カミオオイチヒメ)命(のみこと)」
「下光比賣(シタテルヒメ)命(のみこと)」
(市比賣神社の由緒書通りに表記しました)
「カミオオイチヒメ」は、須佐之男(スサノオ)の二番目の奥さまで、お稲荷さんのご祭神・宇迦之御魂(ウカノミタマ)神(のかみ)のお母さまです。
「シタテルヒメ」は、タギリヒメの御子で、お父さまは大国主(オオクニヌシ)命(のみこと)。本殿には、タギリヒメがシタテルヒメを抱いている御神像が 安置されているそうです。
(ホームページによると、現在は国立博物館に預けておられるようですね)
そして「タギリヒメ」「イチキシマヒメ」「タギツヒメ」は、誓約(うけい)によって誕生した、スサノオの御子です。
(詳しくは、天照(アマテラス)について書いたブログを読んでくださいね)
この三柱は、「宗像三女神(むなかたさんじょしん)」と呼ばれています。
日本書紀によると、アマテラスは「道中(現在の玄界灘(げんかいなだ))に天降って、天孫(すめみま:自分の孫・天皇のことです)を助け、また天孫に祀られるのを受けよ」と三柱に命じたそうです。
そして、沖津宮(おきつぐう)・沖ノ島(おきのしま)にタギリヒメ、中津宮(なかつぐう)・大島(おおしま)にイチキシマヒメ、辺津宮(へつぐう)・宗像田島(むなかたたじま)にタギツヒメが祀られたそうで、遣隋使や遣唐使もこの島を目印として渡海したそうですよ。
現在も祀られている、この三柱。
特に沖ノ島は「神の島」と呼ばれ、島全体がご神体とされています。一般人の立ち入りは禁止されており、神職以外は渡島できない、神聖な島なのです。
境内には、誓約の際に使われた「天之真名井(あめのまない)」と同じ名前の井戸があります。歴代天皇の産湯に用いられたという伝承が残り、落陽の七名水の一つに数えられ、現在も名水として茶会、花展・書展等に用いられています。
絵馬を掛け、「天之真名井」のご神水を飲んで手を合わせると、心よりの願い事が一つだけ叶うと伝えられています。
みなさんも、女神さまのパワーを受けに参拝されてみてはいかがでしょう。
工房沙彩では、願いに応じたご祈願帳を販売しております。
よろしければ、ショップで確認してみてくださいね。